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「山梨デザインカンファレンス 2025 in 甲州」を開催しました
2025年07月23日

令和7年7月13日に甲州市勝沼のぶどうの丘イベントホールで、「山梨デザインカンファレス2025 in甲州」を開催しました。


今日のカンファレンスは、地域課題の解決に向けたネットワーク活動を地域に広げる第一弾として開催しました。県内のデザイナーやクリエイターなどが集い、甲州市が誇る「ワイン」と「食」という地域資源に、デザインの力と地域のつながりを掛け合わせることで、新たな価値の創出や、地域の未来を共に描いて行くことを目指します。

山梨デザインセンターの活動や「文化的テロワール」について
永井一史山梨デザインセンター長から紹介。
パネルディスカッションPART1
「ワインとデザインの可能性 ~地域資源を活かした新しい価値創造に向けて~」をテーマに三澤彩奈氏(グレイスワイン醸造責任者、写真:右から2番目)、大木貴之氏(ワインツーリズムやまなし 総合プロデューサー、写真:左から2番目)、永井一史山梨デザインセンター長の3名が本センターのデザインディレクターである林千晶氏のファシリテートで意見を交わしました。

対話の中では、三澤氏と大木氏のこれまでの活動とその思いが語られました。





三澤氏は「ラベルの力の強さ」について触れ、ワインの海外での販売は、日本文化を発信している気持ちに近いと話し、日本文化を伝える視点から、ラベルデザインの重要性を強調しました。
大木氏は、商品が完成するまでの製造過程や歴史もお客様に見てもらうの必要性を語りました。見学体験をパッケージ化し顧客に提供することで、ワインに対する知識やワインへの愛着に繋がるとお話しました。
ランチタイム


ランチタイムには、甲州市勝沼に店舗を構える「ヤギとライオン」のバインミーを販売。希望者はぶどうの丘のワインの試飲も楽しみました。
パネルディスカッションPART2
「地域の力を活かし、共に築く山梨の未来~チーム山梨の実践とその可能性~」をテーマに、登壇者に平山繁之氏(98WINEs代表・ワイン醸造家)、土屋誠氏(BEEK DESIGN・アートディレクター)、坂野由美子氏(S PLUS ONE 建築設計事務所・建築家)を迎え、小野民氏(編集者)のファシリテートで、意見を交わしました。
(写真左から、小野氏、土屋氏、平山氏、坂野氏)







「98WINEs」立ち上げに関わった登壇者の皆さんは、「チーム山梨」は、「山梨をよくしたい」「山梨の魅力を発信したい」といった大きな目的により自然と形成されたもので、「重要なのは本気で本音で語り合うこと」だと話しました。
また、目標を達成した際に関係性を終わるのではなく、互いに新たな目標に向け、「個」の力を「共同体」の中で発揮する「繋がり」の大切さを訴えました。
質疑応答の時間では、様々な立場の参加者からの質問が出され、新たな「繋がり」のきっかけを生む時間となりました。
交流セッション






パネルディスカッション終了後には交流セッションを設け、皆さんの自由な歓談の時間となりました。