「西嶋和紙 ミニチュア半紙一〆」

山叶製紙

山梨県南巨摩郡身延町

伝統的な梱包をそのまま縮小した姿

  • 「西嶋和紙 ミニチュア半紙一〆」「西嶋和紙 ミニチュア半紙一〆」
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山梨県の南側、富士山のふもとの身延町西嶋は、武田信玄の時代から続く和紙の産地です。清らかな富士川の水と豊かな自然に恵まれ、紙づくりが生活とともに息づいてきました。書道や水墨画に適した画仙紙の製法の開発では、新しい原料として故紙(一度漉いた、三椏などを原料とする和紙)や稲藁などの素材を取り入れ、墨のにじみやかすれが美しく表現できる品質をもつ「西嶋和紙」として国内外に知られています。
明治初期に創業した山叶製紙は手漉きの技を受け継ぎながら、機械漉きにより品質と生産性を両立させ、日本各地の書道家や教育現場に和紙を届けてきました。伝統の技術を礎に、和紙をもっと多くの人に日常的に楽しんでもらいたいとの発想から誕生したのが「ミニチュア半紙一〆(ひとしめ)」。山叶製紙から出荷される書道用半紙「一〆(ひとしめ)」の梱包を、そのまま1/8サイズに縮小したステーショナリーです。

「西嶋和紙 ミニチュア半紙一〆」「西嶋和紙 ミニチュア半紙一〆」

誰もが手に取りたくなる和紙

一般的な半紙サイズは、書道に親しみの薄い人たちにとっては大きく扱いづらいもの。一筆箋や写経セット、ミニノートなど、手に取りやすい商品を展開してきた延長に、「ミニチュア半紙一〆」はあります。書家の要望に応じて紙の厚みやにじみ具合を調整してきた経験を活かし、4種類の異なる和紙を100枚ずつセットしたところには選ぶ楽しみも工夫されています。そして、伝統的な一〆の梱包をそのまま小さく凝縮したパッケージは、本物の和紙の魅力を感じさせる姿です。
紙束をひとつずつ職人が手で包み、紐でていねいに結び、半紙同様の印字をほどこした荷姿が、伝統への矜持を静かに伝えています。機械化が進む現代においても手仕事を大切にし、本格的な和紙を広く届けようと願う気持ちが形となって、高品質な西嶋和紙を全国、さらに世界へと発信する端緒となるに違いありません。

データ

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山梨県南巨摩郡身延町

選考委員のコメント

JUDGES’ COMMENTS

紙が重なり合うことで⽣まれる弾力や、わずかな膨らみをそのまま包みの形にした柔らかな佇まいには、思わず手にとってしまう魅力がある。中には⾊や質感の異なる四種の書道⽤半紙が百枚重なり、その層そのものが美しい。伝統的な書道⽤和紙の梱包が八分の一のサイズに縮小され、もともとそこにあった文字や印影によるグラフィックの力も宿り、日本の和紙の魅力が静かに伝わる逸品となっている。

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